つぶやきLACP
LACP(Link Aggregation Control Protocol)
- リンクアグリゲーションを自動構成するためのプロトコルです。
- IEEE802.3ad で規格化されていて、さまざまなベンダが混在したネットワーク環境で使用します。
2つのモード
Activeモード
- いわば「肉食系」モードです。
- PAgP(シスコ独自のLACP)のDesirableモードに相当します。
- 自分からLACPDU(LACP Data Unit)を送信し、積極的に論理リンクをつくろうとします。
Passiveモード
- 「草食系」モードです。
- PAgPのAutoモードに相当します。
- 自分からはLACPDUを送信しませんが、受け取ったら論理リンクをつくります。
◆一般的なネットワーク設定ではどちらもActiveにすることが多いです。*1
SWでの設定例
(config)# vlan 300 // ポートVLAN(ID300)を定義 [vlan 300] (config)# untagged-port 0/0-6 // ポート0/0~0/6をUntaggedポートに設定 [vlan 300] (config)# router-interface VLAN300 // VLAN名称 "VLAN300" を設定 [vlan 300] (config)# ip 192.168.3.2/24 // VLAN300のIPアドレスを設定 [vlan 300] (config)# exit (config)# link-aggregation 10 // LAG IDに10を定義 [link-aggregation 10] (config)# mode lacp // LACPを使ったLAGだと設定 [link-aggregation 10] (config)# lacp-activity passive // Passiveモードを選択 [link-aggregation 10] (config)# key 10 // LAGグループが所属するポートのkeyを10に設定 [link-aggregation 10] (config)# aggregated-port 0/3-6 // 0/3~0/6をLAGグループに属するポートに指定 [link-aggregation 10] (config)# exit
(LACPリンクアグリゲーションの設定(レイヤ2&レイヤ3機能) より)
*1:みやたひろし『ネットワーク技術&設計入門』(SB Creative)